NHK朝の連続テレビ小説『べっぴんさん』。第2次世界大戦のあと、
友人たちで立ち上げたこども服店が、日本有数のこども服メーカーに
成長するというお話しですが、舞台は神戸市に設定されています。
神戸は阪神大震災で大きな被害を受けましたが力強く復興を遂げ、観光面
ではほとんど震災前と変わりのない姿になっています。そこで紅葉シーズン
でもあるこの季節、ピーチで関空経由神戸の旅へ出かけてみましょう。
関西空港から神戸空港までは海上のアクセスもありますので、ぜひ片道
くらいはお試し下さい。
神戸のランドマークは?と考えると夜景や北野異人館なども思い浮かび
ますが、やっぱり港ですよね。神戸の街自体が港を中心にして発達して
来たわけですから当然と言えば当然ですが。港に行ったらやっぱり
神戸ポートタワーに登ってみることをお薦めします。まずここで昼間の
神戸港の姿をバッチリ目に焼き付けます。
次は少し意外なスポット布引の滝。なんと新幹線/地下鉄の新神戸駅から
徒歩10分の場所に天然の、しかもけっこう大きな滝があるのです。都会の
真ん中に残された自然が提供してくれる一服の清涼剤です。
明石海峡大橋の本州側付け根は明石市ではなく神戸市なことはご存知ですか?
その橋の付け根にあるのが舞子海上プロムナード。高さ47メートルで海に
突出した回遊式遊歩道で、丸木橋部分は他では味わえないスリルを楽しむことが
できます。
さて神戸の夜景と言えば従来は六甲山や摩耶山など山上から俯瞰するのが
定番でした。しかし最近はもっと低い場所から眺める夜景が人気を集めて
います。そのひとつがビーナスブリッジ。中心部からは少し離れていますが
諏訪山公園という公園に設置された全長90mのらせん状の橋からは市内の
夜景が一望できます。そしてもう一つ、意外なスポットとして神戸市役所
1号館24階ロビーです。何といっても無料というのが嬉しい公共展望台
です。夜10時まで開いていますので夕食後の神戸散歩にぜひ訪れてみて
下さい。先に昼間見たポートタワーからの景色を思い出して、夜景に
重ね合わせるイメージトレーニングも面白いですよ。
そして神戸らしさをエキゾチックな雰囲気に求めるならやっぱり北野
異人館は外せません。三宮の駅から北野通りをどんどん登って行けば
異人館街に入って行きます。風見鶏の家、うろこの家、オランダ館や
デンマーク館など、神戸のエッセンスが凝縮された町並みをゆっくり
歩いて下さい。そして夕食どき、ぜひ1回は入れてほしいのが
南京町(中華街)でのお食事です。横浜、長崎と日本三大中華街と
されていますが、12月になるとここでは中国提灯(ランタン)が吊るされ
異国情緒を盛り上げてくれます。